ウオノメ
ウオノメとは
ウオノメは、医学的には「鶏眼(けいがん)」と呼ばれます。靴による圧迫や摩擦などが同じ場所に繰り返し加わり、皮膚の角質が厚くなって、中心部に硬い芯が形成された状態です。 この芯が皮膚の内側へ向かって食い込むため、上から押したときや歩いたときに痛みが生じます。足の裏、足の指の関節部分、指と指の間など、圧力が集中する場所にできやすいことが特徴です。
CONSULTATION
このような場合はご相談ください
- 足の裏や足の指に、中心が硬い丸いできものがある
- 歩いたり走ったりすると足を痛がる
- 硬い部分が少しずつ大きくなっている
- 黒い点や表面のざらつきがあり、いぼとの違いがわからない
- 市販薬を使ってよいのか、小児科に相談してよいのか迷っている
症状
足裏や足の指に硬い芯ができる
ウオノメは、小さく円形に盛り上がった硬い皮膚として見られ、中央に半透明または白っぽい芯が確認できることがあります。広い範囲の角質が厚くなる「タコ」とは異なり、ウオノメは限られた範囲に芯が形成されるのが特徴です。
歩くと足の裏が痛い・靴を履くと痛がる
硬い芯が皮膚の内側を圧迫するため、立つ、歩く、走るといった動作で痛みが強くなることがあります。お子さまが片足をかばう、歩き方が不自然になる、外遊びや体育を嫌がるといった変化から気づく場合もあります。
子どものウオノメに見える足底いぼ
足底いぼは体重で押されるため、外側へ盛り上がらず、ウオノメのように平らで硬く見えることがあります。表面がざらざらしている、黒い点がある、同じような病変が増えている場合はいぼの可能性があります。
原因
サイズが合っていない靴による圧迫
小さすぎる靴や幅の狭い靴は、足の指や足裏の一部に圧力を集中させます。反対に、大きすぎる靴も中で足が動いて摩擦を起こすため、ウオノメの原因になることがあります。成長期の子どもは足のサイズが変わりやすいため、定期的な確認が必要です。
歩き方や足の形による負担の偏り
歩き方の癖や足の形などにより、特定の部分へ繰り返し負担がかかることがあります。同じ場所にウオノメが何度もできる場合や歩行の異常がある場合は、必要に応じて整形外科などでの評価が検討されます。
スポーツや日常生活での繰り返す摩擦
走る、跳ぶ、長時間歩くといった活動が増えると、足裏への刺激も強くなります。靴下のしわ、靴の縫い目、硬い中敷きなどが、限られた場所を繰り返し刺激していることもあります。
日常生活での注意点
子どもの足に合った靴を選ぶ
つま先に適度な余裕があり、横幅が窮屈でなく、かかとが安定する靴を選びましょう。靴底が極端にすり減っていないか、靴下にしわが寄っていないかも確認します。成長に合わせて、数か月ごとにサイズを見直すことも大切です。
自分で切る・削ることは避ける
カッター、爪切り、はさみなどで硬い部分を切ると、出血や細菌感染を起こすおそれがあります。いぼだった場合には、触った部分や周囲へ広がる可能性もあります。無理に芯を抜こうとせず、診断を受けてから適切に対応しましょう。
痛みがあるときは運動量を調整する
歩行時の痛みが強いときは、長時間の運動や足に負担のかかる活動を一時的に控えます。保育園・幼稚園・学校を必ず休む必要はありませんが、体育や外遊びについては痛みの程度に合わせて調整してください。
治療方法
診察でウオノメといぼを見分ける
できている場所、硬さ、表面の状態、痛み方、経過などを確認します。必要に応じて皮膚の表面を詳しく観察し、ウオノメ、タコ、足底いぼ、異物による炎症などを見分けます。診断が難しい場合や専門的な処置が必要な場合は、皮膚科などへの受診をご案内することがあります。
圧迫や摩擦の原因を減らす
ウオノメは硬い部分だけを処置しても、同じ場所に圧力がかかり続けると繰り返すことがあります。靴のサイズや形を見直し、必要に応じて保護パッドなどで負担を分散させます。
角質をやわらかくする治療や処置
一般的には、サリチル酸を含む貼り薬などで角質をやわらかくし、医療機関で硬い芯を取り除く治療が検討されます。ただし、薬が正常な皮膚に付くとかぶれや傷の原因となり、いぼには別の治療が必要になる場合があります。特に子どもには、自己判断で市販薬を使用せず、医師または薬剤師へご相談ください。
受診の目安
ご家庭で少し様子を見てもよいケース
小さな硬い部分があっても痛みや赤みがなく、歩き方や日常生活に影響していない場合は、まず靴のサイズや当たり方を確認し、経過を見ることもできます。ただし、切る、針で刺す、無理に削るといった処置は避けてください。
早めに小児科へ相談した方がよいケース
歩くと痛がる、足をかばっている、病変が大きくなる・増える、表面に黒い点がある、出血する、ウオノメかいぼかわからない場合は、早めにご相談ください。赤み、腫れ、熱感、膿、強い痛みがある場合は、感染の可能性もあるため受診が必要です。 急速に腫れが広がる、発熱を伴う、痛みが強く足を着けないなどの症状がある場合は、夜間・休日の救急相談や救急受診もご検討ください。
豊明市・周辺地域で子どものウオノメにお悩みの方へ
愛知県豊明市栄町のおおはしこどもクリニックでは、前後駅・中京競馬場前駅周辺にお住まいの方をはじめ、名古屋市緑区・大府市・刈谷市・東郷町などからのご相談にも対応しています。 子どもの足にできた硬い病変は、軽く見えてもウオノメ以外の皮膚疾患が隠れていることがあります。当院では、お子さまの年齢や皮膚の状態、痛みの程度などを確認し、治療方針を検討します。気になる症状がある場合は、保護者の方だけで抱え込まず、お気軽にご相談ください。
子どもの足裏に硬いできものがあります。小児科に相談してもよいですか?
はい、ご相談いただけます。子どもの足裏にできる硬い病変は、ウオノメではなく足底いぼの場合もあります。診断や処置に皮膚科などの専門的な診療が必要と判断した場合は、適切な受診先をご案内します。
ウオノメがあっても保育園・幼稚園・学校へ行けますか?
ウオノメ自体には感染性がないため、痛みが軽ければ通常どおり登園・登校できます。ただし、足底いぼの場合はウイルスが原因です。病変を触った手を洗う、タオルや足拭きマットの共用を避けるなどの配慮が必要になることがあります。
市販のウオノメ用の薬を子どもに使ってもよいですか?
ウオノメ用の薬には角質をやわらかくする成分が含まれ、正常な皮膚まで傷めることがあります。また、実際にはいぼなど別の病変である可能性もあるため、使用前に医師または薬剤師へご相談ください。
家庭でできるケアはありますか?
足に合った靴と靴下を選び、痛む場所への圧迫や摩擦を減らすことが基本です。市販の保護パッドが役立つ場合もありますが、病変へ直接強い刺激を加えたり、自分で切ったりすることは避けてください。
ウオノメは一度治療しても繰り返しますか?
同じ場所への圧迫や摩擦が続いていると、再発することがあります。靴の見直しや負担の分散が大切です。何度も同じ場所にできる、歩き方に気になる点がある場合は、医療機関へご相談ください。
監修医情報

小児科医として20年にわたりこの地域の病院に勤務して参りました。この地域で自分自身も子育てに関わり小児科医として何かお役に立てないかと考えてこの土地に開業しました。病気のことはもちろん、どんなささいなことでもお気軽に相談できる家族のようなあたたかいクリニックを目指していきたいと思っています。 クリニック作りでは明るい待合室はもちろん、予防接種専用の待合室を設け、時間の制約なく随時予防接種が受けられるよう配慮しました。クリニックに来て少しでもよかったと思っていいただけるよう、スタッフ一同、精一杯努力して参ります。
略歴
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平成15年
藤田保健衛生大学大学院 医学研究科(小児科学)修了
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平成15年
医学博士号 取得
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平成15年~
刈谷豊田総合病院 小児科 医長
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平成19年~
アメリカFDA(Food and Drug Administration:米国食品薬品局)留学
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平成23年~
藤田保健衛生大学 小児科 講師
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平成25年~
豊川市民病院 小児科 部長
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平成28年~
おおはしこどもクリニック 院長
資格・所属学会
- 日本小児科学会認定 小児科専門医
- 小児慢性特定疾病指定医
- 難病に関わる指定医
- 新生児蘇生法(NCPR)修了認定
- 日本小児科学会
- 日本ワクチン学会
- 日本小児感染症学会
- 日本小児アレルギー学会
- 日本臨床ウイルス学会

