アトピー性皮膚炎|おおはしこどもクリニック|豊明市の小児科

〒470-1166愛知県豊明市栄町大根1番地1

23号線北崎インター北側

駐車場21台あり

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が、良くなったり悪くなったりしながら続く病気です。皮膚を外部の刺激や乾燥から守る「バリア機能」の低下と、皮膚の炎症が関係しています。 乳児では顔や頭、首などから湿疹が始まり、体や手足へ広がることがあります。幼児期以降は、首、ひじの内側、ひざの裏側などに症状が出やすくなります。ただし、症状の現れ方には個人差があり、乳児湿疹、接触皮膚炎、あせも、感染症などとの見分けが必要です。 治療では、保湿剤で皮膚のバリア機能を補うだけでなく、湿疹の程度に合った塗り薬で炎症を十分に抑えることが大切です。かゆみを我慢してかき続けると、さらに皮膚が傷ついて炎症が悪化する「かゆみと掻破の悪循環」が起こるため、症状が続くときは適切な診断と治療を受けましょう。

CONSULTATION

このような場合はご相談ください

  • 赤ちゃんの顔や体の湿疹が繰り返し現れる
  • 保湿を続けても赤みやかゆみが改善しない
  • 首、ひじの内側、ひざの裏側などをよくかいている
  • かゆみで眠れない、夜中に目を覚ますことがある
  • 皮膚をかき壊し、出血、じゅくじゅく、かさぶたが見られる

症状

赤ちゃんの顔や頭に赤い湿疹が続く

乳児期には、頬、額、頭、口の周りなどに赤みや細かな湿疹が現れやすく、症状が強いとじゅくじゅくすることもあります。よだれ、食べ物の付着、汗、衣類による摩擦などが刺激となる場合もあります。

子どもの首・ひじ・ひざの裏がかゆい

乳幼児から学童期になると、首や耳の周り、ひじの内側、ひざの裏側などに湿疹が目立つことがあります。かき続けた部分は皮膚が厚く、硬くなり、色が変わって見えることもあります。 汗をかく季節や空気が乾燥する時期に悪化するお子さまもいます。

かゆみで眠れない・集中できない

アトピー性皮膚炎のかゆみは、入浴後や就寝時など、体が温まったときに強くなることがあります。睡眠不足によって日中に眠くなったり、園や学校で集中しにくくなったりする場合もあります。 乳幼児では言葉でかゆみを伝えられないため、機嫌が悪い、寝つきが悪い、顔や体を寝具にこすりつけるといった様子にも注意しましょう。

原因

皮膚のバリア機能が低下している

皮膚のバリア機能が低下すると、水分が逃げて乾燥しやすくなり、汗、ほこり、摩擦などの刺激が入り込みやすくなります。その結果、皮膚に炎症やかゆみが生じやすくなります。 子どもの皮膚は大人より薄いため、日頃から適切なスキンケアを行うことが大切です。

アレルギーを起こしやすい体質

本人や家族にアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などがある場合、アレルギー反応を起こしやすい体質が関係していることがあります。 ただし、アトピー性皮膚炎は一つの原因だけで起こるものではありません。また、特定の食べ物が原因だと自己判断して除去すると、成長に必要な栄養が不足する可能性があります。食物との関連が疑われる場合は、医師にご相談ください。

乾燥・汗・摩擦などの悪化要因

空気の乾燥、汗、衣類やマスクによる摩擦、よだれ、紫外線、ほこりなどが皮膚への刺激になることがあります。かき壊した部分に細菌やウイルスが感染すると、湿疹が急に悪化する場合もあります。 何が悪化要因になるかはお子さまによって異なるため、皮膚の状態や生活環境を確認しながら対策を考えます。

日常生活での注意点

皮膚をやさしく洗い、清潔に保つ

汗や汚れは、よく泡立てた洗浄料でやさしく洗います。硬いタオルでこすったり、熱いお湯に長くつかったりすると、皮膚への刺激になることがあります。洗浄料が残らないよう十分に流し、清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取りましょう。

入浴後は早めに保湿する

入浴後は皮膚が乾燥しやすいため、なるべく早めに保湿剤を塗ります。症状がないように見える部分も含め、医師から指示された量や回数を守ることが大切です。 爪を短く整え、寝ている間のかき壊しを減らす工夫も役立ちます。

園や学校には必要なケアを共有する

アトピー性皮膚炎だけを理由に、通常は登園・登校を控える必要はありません。ただし、汗や紫外線、プールの塩素などで症状が強くなるお子さまもいます。必要に応じて、シャワー、着替え、保湿剤の使用などについて園や学校へ相談しましょう。

治療方法

皮膚の状態と症状の経過を確認する

診察では、湿疹の部位、広がり、続いている期間、かゆみの程度、睡眠への影響、家庭で行っているスキンケアなどを確認します。必要に応じて、食物アレルギーなどほかのアレルギー疾患との関連も検討します。

保湿剤と炎症を抑える塗り薬を使用する

治療の基本は、皮膚を清潔に保つこと、保湿剤によるスキンケア、薬によって炎症を抑えることです。 炎症がある部分には、症状の強さや部位、年齢に応じてステロイド外用薬などが検討されます。ステロイド外用薬は、適切な強さ・量・期間で使用することが重要です。自己判断で急に中止したり、少量だけを薄く延ばし続けたりすると、炎症が十分に治まらないことがあります。 症状により、ステロイド以外の外用薬や、かゆみなどに対する内服薬が検討される場合もあります。

良い状態を保つ治療と専門医療との連携

湿疹が改善した後も、保湿を続け、必要に応じて塗り薬を一定の間隔で使用する方法が検討されます。再発を繰り返す場合は、塗り方や使用量を確認し、悪化要因を一緒に見直します。 一般的な治療を行っても改善が乏しい場合や症状が重い場合には、専門的な検査や新しい治療薬が必要かを検討し、適切な医療機関をご案内することがあります。

受診の目安

ご家庭で少し様子を見てもよいケース

一時的な軽い乾燥や赤みで、かゆみが少なく、お子さまが普段どおり眠れている場合は、刺激を避けて保湿しながら経過を確認できることがあります。 ただし、数日たっても改善しない、同じ場所に繰り返す、徐々に広がる場合は、小児科へご相談ください。

早めに小児科へ相談した方がよいケース

湿疹やかゆみが続く、夜に眠れない、広い範囲に症状がある、かき壊しや出血が見られる場合は早めに受診しましょう。黄色いかさぶた、膿、痛み、急速に広がる小さな水ぶくれなどがある場合は、感染症を合併している可能性があります。 発熱や強い痛みを伴う、顔を含めて急激に悪化した、ぐったりしているなどの場合は、速やかに医療機関へ相談してください。夜間・休日で緊急性が高いと感じる場合は、救急相談や救急受診もご検討ください。

豊明市・周辺地域で子どものアトピー性皮膚炎にお悩みの方へ

豊明市栄町のおおはしこどもクリニックは、前後駅・中京競馬場前駅周辺をはじめ、名古屋市緑区・大府市・刈谷市・東郷町などにお住まいの保護者の方からも、子どもの皮膚症状やアレルギーについてご相談いただけます。 皮膚症状は軽く見えても、続く期間やかゆみの程度を確認することが大切です。当院では、赤ちゃん、乳幼児、園児、小学生など、お子さまの年齢や皮膚の状態に合わせて診察し、治療方針を検討します。「アトピー性皮膚炎かもしれない」「小児科に相談してよいかわからない」という段階でも、保護者の方だけで抱え込まずにご相談ください。

Q

子どもの湿疹は、どのくらい続いたら受診すべきですか?

A

保湿をしても数日で改善しない、繰り返す、広がっている、かゆみで眠れない場合は受診をご検討ください。じゅくじゅく、膿、発熱などがある場合は早めの診察が必要です。

Q

アトピー性皮膚炎でも保育園や学校へ行けますか?

A

アトピー性皮膚炎そのものは、人にうつる病気ではないため、通常は登園・登校できます。ただし、感染症の合併が疑われる場合や、症状が強く日常生活が難しい場合は医師へご相談ください。

Q

ステロイドの塗り薬は子どもに使用しても大丈夫ですか?

A

年齢、使用部位、症状に合った強さと量を守って使用することが重要です。副作用を心配して量を減らしたり、自己判断で中止したりせず、医師の説明に沿って使用してください。

Q

家庭ではどのようなケアをすればよいですか?

A

皮膚をこすらずやさしく洗い、入浴後に保湿することが基本です。汗をかいたら放置せず、可能であれば洗い流すか、やさしく拭き取りましょう。治療中は処方された薬を指示どおり使用してください。

Q

湿疹が何度も再発するのは、治療が合っていないからですか?

A

アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあります。炎症が残っている、薬の量が不足している、乾燥や汗などの刺激が続いているなど、さまざまな要因が考えられます。塗り方を含めて小児科へご相談ください。

監修医情報

医師 大橋正博

小児科医として20年にわたりこの地域の病院に勤務して参りました。この地域で自分自身も子育てに関わり小児科医として何かお役に立てないかと考えてこの土地に開業しました。病気のことはもちろん、どんなささいなことでもお気軽に相談できる家族のようなあたたかいクリニックを目指していきたいと思っています。 クリニック作りでは明るい待合室はもちろん、予防接種専用の待合室を設け、時間の制約なく随時予防接種が受けられるよう配慮しました。クリニックに来て少しでもよかったと思っていいただけるよう、スタッフ一同、精一杯努力して参ります。

略歴
  1. 平成15年

    藤田保健衛生大学大学院 医学研究科(小児科学)修了

  2. 平成15年

    医学博士号 取得

  3. 平成15年~

    刈谷豊田総合病院 小児科 医長

  4. 平成19年~

    アメリカFDA(Food and Drug Administration:米国食品薬品局)留学

  5. 平成23年~

    藤田保健衛生大学 小児科 講師

  6. 平成25年~

    豊川市民病院 小児科 部長

  7. 平成28年~

    おおはしこどもクリニック 院長

資格・所属学会
  • 日本小児科学会認定 小児科専門医
  • 小児慢性特定疾病指定医
  • 難病に関わる指定医
  • 新生児蘇生法(NCPR)修了認定
  • 日本小児科学会
  • 日本ワクチン学会
  • 日本小児感染症学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本臨床ウイルス学会